一般的な会社の商品開発担当は年間新規投入商品数、販売目標数や売上予算などの設定があり、ノルマを課されることもあると思います。
豊富な商品バリエーションや新商品はお客様を惹きつけ魅力的な店舗づくりができるので、それは当たり前のことなのかもしれません。
しかし、決められた期限までにとにかく完成させるというのが第一目標になり、結局妥協している作り手が少なくないのではないでしょうか。
当社はそんなしばりは一切ありません。商品開発は社長自ら行っているので、お金や手間暇など必要な資源を納得がいくまで注ぐことができます。
「これがいい」と思う商品を発案したら、まずそれをどう実現するかを考え、工場を探し訪問し、
試作を作って改良していく作業、すべて作りたいものを完成させたい、という情熱が原動力です。
東大阪に事務所を構えたのも、ものづくりの会社が多く当社のデザインを実現できそうな加工工場がたくさんあったのが理由です。
もちろんアイデアが商品にまでなるのはほんの一部で、その他は実際にとりかかってみるとコストがかかりすぎたり、思っていた形にできなかったり、
材料が安定的に手に入る見込みがなかったり、と途中で断念したものも山ほどあります。
思考錯誤、悪戦苦闘、七転び八起きしながら作り出す商品それぞれに思い入れと語りつくせないストーリーがあります。
これからそのストーリーをできるだけギュッとまとめて、少しずつご紹介していきます。