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アルミライトについて その2

今回はアルミライトを深堀りします。
素材は鋳物成型したアルミで、質感を活かすためあえて塗装していません。
そのため色むらや傷や擦れ、歪みなどがあります。
厳密にご説明すると、金型に高温で溶かしたアルミニウム合金を流し込んで成型するのですが、
固まって金型から外すときに、スポッと外れるように離型剤というものを金型に塗布していて
それが商品本体にもついているので、色むらになって表面の独特な色合いになっているのです。
焼き菓子を作るときに型にバターを塗っておくと型外れしやすくなるイメージです。

また、アルミライトソケットの台座の部分の一部に細かいバイブレーション研磨したような傷があることがあります。これは、台座の角のバリ(成形行程でできる残留物)が出ている部分をワイヤーバフ(針金のブラシ)で削るため、その時につく傷です。当社はそういう製造段階でできる傷もあえて商品個体ごとの個性ととらえて、それを活かすデザインを追求しました。

アルミはサッシや物干し竿、外部階段や車のホイールなどにも使われ、軽くて錆びにくく耐食性が強いのが特徴です。社内で実験のため塩水をかけた後ふき取り、3年たったものがありますが少しの色あせで、あからさまな劣化は見られませんでした。経年変化もお楽しみいただけますが、潮風の当たる場所やほこり、廃棄ガスの汚れが蓄積すると腐食が進んでしまいますので、ときどきお手入れをお願いします。

お客様の空間を優しく明るく、ときには包み込むように照らすライトになってくれるよう、願いをこめて。

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「アルミライト」について その1

「アルミライト」は当社にとって商品開発第1号の商品です。
この世にない「これがいい」と思えるものを製品化させたいと常々思っていた中で、インターネットである日工場の照明として使われていた無骨でシンプルな電球丸見えのライトを見て、インスピレーションを感じたところからすべてが始まりました。

配管むき出しやアイアン系などのインダストリアル系インテリアを好むユーザー向けに、メタリックで無機質な商品はたくさん販売されていて、同じテイストのものはインターネットを探せば見つかります。
一方で昔から工業用の照明を作っていた工場はLEDが普及してからほとんどなくなり、生産はごくわずかになっていました。受け継がれてきた普遍的なデザインを残したい、それを住空間や店舗に使える形に昇華させ誰でも気軽にインダストリアルな雰囲気をとりいれられる照明を作ろう、と決めてからの行動は早かったです。

製作ができる工場を探してすぐに訪問、そこに置いてあった塗装前のアルミのパーツがイメージしていた素材にぴったりでした。そこから、商品にするための設計、組み合わせの部品調達、工場との度重なる打ち合わせのすえに完成しましたが、売るためには商品だけではなく、他にもやることがたくさんあります。
電気製品なので法律で定められているPSE認証を取得するための手続き、表示シールのデザイン、梱包の資材調達、取扱説明書と図面の用意、シール貼りから出荷、納品書送付まで、普通なら各部署で手分けしてやることもすべて社長自らしないといけないという小規模会社ならではの苦労もありました。でも、だからこそ細部までこだわったものができたと自負しております。

「アルミライト」自信をもってオススメします。

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しばりがないから作れるものがある。

一般的な会社の商品開発担当は年間新規投入商品数、販売目標数や売上予算などの設定があり、ノルマを課されることもあると思います。
豊富な商品バリエーションや新商品はお客様を惹きつけ魅力的な店舗づくりができるので、それは当たり前のことなのかもしれません。
しかし、決められた期限までにとにかく完成させるというのが第一目標になり、結局妥協している作り手が少なくないのではないでしょうか。

当社はそんなしばりは一切ありません。商品開発は社長自ら行っているので、お金や手間暇など必要な資源を納得がいくまで注ぐことができます。
「これがいい」と思う商品を発案したら、まずそれをどう実現するかを考え、工場を探し訪問し、
試作を作って改良していく作業、すべて作りたいものを完成させたい、という情熱が原動力です。
東大阪に事務所を構えたのも、ものづくりの会社が多く当社のデザインを実現できそうな加工工場がたくさんあったのが理由です。
もちろんアイデアが商品にまでなるのはほんの一部で、その他は実際にとりかかってみるとコストがかかりすぎたり、思っていた形にできなかったり、
材料が安定的に手に入る見込みがなかったり、と途中で断念したものも山ほどあります。

思考錯誤、悪戦苦闘、七転び八起きしながら作り出す商品それぞれに思い入れと語りつくせないストーリーがあります。
これからそのストーリーをできるだけギュッとまとめて、少しずつご紹介していきます。

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LabLabと書いてラボラボと読みます。はじめまして!

LabLabのECへお越しいただきありがとうございます。
当社は店舗や住宅内装工事の施工を行っており、取引業者からご依頼いただいた家具や建材のデザイン、製作にも数々携わってきました。
また、独自仕入れやオリジナル商品開発にも取り組んでおり、他社のオンラインサイトでアルミライトだけでも千台以上販売しています。
売る商品はあるのに自社で売れる環境がない。この状況を変えたいと思うこと数年、念願叶いこの度ホームページをようやく完成できました。
まだ掲載できている商品は少ないですが、他にもテーブルや椅子、スイッチプレートやアウトレットの洗面ボールなど続々あるので準備ができ次第追加していきます。
インスタでも最新情報を配信していくので、フォローしてくださると嬉しいです。

「これでいい」ではなく「これがいい」と思っていただける商品、万人受けするデザインではなく一握りでも気に入ってくださるお客様のために、妥協しない商品づくりを続けていきます。これからどうぞよろしくお願いします。